«  2018年11月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

« オール・セラミック | メイン | ブライダルに向けて »

2011年10月30日

10月29日(土) 大宮歯科医師会学術講演会に参加させて頂きました。

「なぜ今、歯科医師による口腔がんの早期発見が必要か」
講師 片倉 朗先生
    東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座教授

以下 抄録です。

日本において口腔がんによる死亡者はがんによる死亡者の中で14番目に位置しています。
しかし、厚労省の人口動態統計によると口腔がんの罹患率は30年前と比較して2倍に増加し
2015年には現在の約1.6倍に増加することが予測されています。欧米先進国では口腔、咽頭癌の死亡率が2003年から減少傾向を示していますが、日本で増加傾向を示している事は口腔を守備範囲としている歯科医師にとって憂慮すべき事態です。2009年にFDIでは「あらゆる口腔医療専門職は口腔がんの早期発見と患者教育において重要な役割を担う」と宣言しています。
口腔がんの早期発見は歯科医師の責務であり、私達は国民に早期発見の重要性を啓発し、定期健診では歯・歯周組織のみならず口腔粘膜全体を見渡す眼をもつことが必要です。

口の中にガンが出来ることを知らない方が多いようです。歯科でのガン健診では"歯"にガンが出来るのかと考えている方が多いのだそうです。
歯科の診療所は一般医科の標榜科開業診療所に比べ圧倒的に多く、私達が粘膜面の異変を感じ取れる眼を持ち早期発見ができれば患者さまのQOLに貢献できますね。

Archives

Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当クリニックが保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当クリニックの著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
すずき歯科・矯正歯科医院 院長 鈴木 茂行
http://www.suzuki-ortho.com/

すずき歯科・矯正歯科医院
院長 鈴木 茂行

【経歴】
1988年
日本歯科大学(東京校)卒業
1988~1993年
日本歯科大学矯正学教室
1993~1995年
目黒区審美歯科勤務
1995年
鈴木歯科・矯正歯科医院

【所属学会】
・FACE
(The Foundation for Advanced
Continuing Education)
 USA矯正学コース修了
・日本歯科臨床研究会矯正学インストラクター
・日本矯正歯科学会
・日本口腔衛生学会
・日本先進インプラント医療学会

【趣味】
サーフィン
お神輿