2016年12月アーカイブ

総入れ歯

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当医院は矯正歯科、審美歯科を中心に診療をしておりますが

実は入れ歯も得意としております。

というのも

矯正の考え方は

咬合学そのもの 患者さま個々人の骨格に合った

リラックスポジション(CR)でストレスなく咬めるように歯を移動して行きます。

入れ歯の製作も一緒で

歯があるか、人工歯で並べるかの違いだけです。

ただ、歯を失って長い方は

自分でもどこで噛んでイイのかわからず

合わない入れ歯に無理をして慣れてしまっている方が多いと感じます。

顎がリラックス出来る位置を探すために

当医院ではMPI GoA MKG といった様々な手法を用いて

CRポジションを決めてまいります。

写真が現在の総入れ歯のスタンダード

上顎は金属床+セラミックの人工歯

装着感が良く、熱も感じやすく、大切な咬合平面を崩さない様に

摩耗のないセラミックの歯を用います。

見た目もキレイですね。

対して下顎は

アンダーカットにも床を密着させ外れない様にするため

また、痛くない様に軟性の素材を一層裏装しております。

調整がしやすいように人工歯は硬質レジン歯です。

下顎の顎堤の吸収は上顎に比べ、早く起こりますので

何年かしたら作り直しが基本です。

上はずっとそのままで

下は5~10年程度で作り直し、もしくは裏装し直しという感じでしょうか。

奥歯も白く  ジルコニア・インレー

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右下6番のジルコニア・インレー症例です。

当医院では、出来るだけメタル修復は避けるようにしております。

奥歯も可能な限り、保険であればCR充填にて処置をしておりますが

6番、7番では2面が限界かと。。3面になるとコンタクトの調整が難しくなります。

この症例の様なMOD3面窩洞は

保険であればメタル・インレーですが

白く仕上げたい場合には

E-max もしくはジルコニアをお勧めしています。

強度重視ならジルコニア

キレイさ重視ならE-maxですね。

オール・セラミックス E-max

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50代 女性の患者さま

12 11 21 の被せ替え症例です。

金属アレルギーがあり金属を使わない治療でとのリクエストがありました。

術前は保険のレジン冠HJKが入っていました。

ただ土台にミロ・銀合金のポストが使われていて

メタルタトゥーが出てしまっています。

根の治療をやり直し

ファイバーコア~オールセラミックのE-maxで仕上げております。

もとの歯の状況が悪く

部分的に歯肉縁下深く形成しましたので

マージン部に歯肉の炎症がみられますね。。

1週間程度で落ち着いてきますが

set 直後はしょうがないのです。

年齢を重ねて 突然金属アレルギーになってしまわれる

患者さま  増えている様に感じます。

お口の中は基本メタルフリーが望ましいですね。

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すずき歯科・矯正歯科医院 院長 鈴木 茂行
http://www.suzuki-ortho.com/

すずき歯科・矯正歯科医院
院長 鈴木 茂行

【経歴】
1988年
日本歯科大学(東京校)卒業
1988~1993年
日本歯科大学矯正学教室
1993~1995年
目黒区審美歯科勤務
1995年
鈴木歯科・矯正歯科医院

【所属学会】
・FACE
(The Foundation for Advanced
Continuing Education)
 USA矯正学コース修了
・日本歯科臨床研究会矯正学インストラクター
・日本矯正歯科学会
・日本口腔衛生学会
・日本先進インプラント医療学会

【趣味】
サーフィン
お神輿