2011年2月アーカイブ

セラミックブラケット+エステティックワイヤー

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セラミックブラケットにも色々な種類があり
各メーカーで色が微妙に違います。
極端に白かったり、黄色かったりすることもあるんですね。
当医院で使用しているセラミックブラケットは高い審美性があり、とても歯に馴染む色をしています。
ワイヤーも"白"を使えばとても自然に見えますね。
矯正してると気づいてもらえないかもです(笑)

混合歯列期の反対咬合

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乳歯と永久歯の混ざったお口の状況を混合歯列期と言います。
この時期に受け口のお子さんは、かみ合わせに関して要注意です。
と言うのも、骨の成長は頭が一番最初に大きくなり
顔面→上顎→下顎と上から下へと向かいます。
最後まで伸びるのが足のスネです。骨の成長は18歳で99%完了です。
つまり、幼い時期に受け口であると、上顎の成長を下の前歯がブロックしてしまい
上顎が成長抑制されてから下顎が前に成長しますので
将来、相対的に受け口の度合いが大きくなってしまいます。
受け口の矯正は早め早めが理想です。

受け口には2通りあります。
機能性の反対咬合
骨格性の反対咬合 です。
機能性の場合、本来アゴの位置関係はそんなに悪くないのに
歯の傾斜が悪く、アゴを閉じようとするとまず、上下の前歯が当たってしまい
奥歯で咬めない→しょうがないので下顎を前に出して咬んでいる状況。
写真の症例も機能性のClassⅢです。
機能性の場合は上の前歯を振り出してあげればスグに改善します。
お子様の受け口が気になる場合は、まず上下の前歯が当たるかを確認してくださいね。
機能性も放っておくと骨格性に移行しますのでご注意下さい。

前歯のCR→オフィスホワイトニング

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HPをご覧になり川口よりご来院された患者さまです。
3月に挙式を控えてるそうで(おめでとうございます!)出来るところまで
キレイにして欲しいとのオーダーを頂きました。
最終補綴物まではとても無理ですが、欠損部及び銀歯はTEKにして審美的にする予定です。
前回まず右上5番をTEKにしました。
今回、右上2番3番の間の虫歯をCR修復してからオフィスホワイトニングを行いました。
だいぶ明度が上がりましたね。
今後ホームホワイトニングも行って頂く予定です。

イイねボタンを押して頂けると大変嬉しく思います(笑)

前歯のCR

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前歯のCR、コンタクトカリエスの修復です。
コンポジットレジンはどうしても吸水性がありますので
何年かすると、変色し強度も落ちますのでやり替えが必要になります。
当医院の感覚で3~5年程度でしょうか。
雑な詰め方では、それこそ何ヶ月かでダメになってしまうでしょう。
この患者さまも詰め替えですが、歯のラインに合っていない詰め方をされていましたので
歯石がたまり歯グキに炎症がありました。
歯とスムーズなラインをだしましたので、これからは良く磨けるようになります(笑)

前歯のCR(コンポジットレジン)

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前歯のCR充填です。
歯と歯の間の虫歯のことをコンタクトカエリエスと言います。
歯は咬み合った時に、圧力を受け変形します。
CMで遼クンのインパクトの瞬間は200kgの力がかかっていると言いますが
成人男性で最大500kg、女性でも300kg位はかかると言われています。
この圧力で歯と歯が擦れ合い、ヒビ(クラック)が入ります。
そこにバイ菌が入り込んで虫歯にしてしまうんですね。
コンタクトの清掃にはデンタルフロスをお使いください。

キレイになり、清潔感がでましたね。

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新しいレーザーを導入いたしました。
ダイオードレーザー2台体制が整いましたので
メンテナンス中の患者さまをお待たせする事もなくなります。

しかし、時の流れを感じますね。
新しいレーザーはハンディタイプです。
とっても小さくて軽いんです。でも性能はスゴイです(笑)

井上 孝 先生講演会

2011年2月19日 
講師に東京歯科大学教授 井上 孝先生をお招きした大宮歯科医師会主催の学術講演会に出席させて頂きました。学術部の先生方ありがとうございました。
井上先生はとても著名な方で、歯科雑誌等でよく論文、コラムを読ませて頂いていました。
とても楽しみにしていた講演会であり、受けてみて沢山考えさせられる事がありました。
以下抄録を記載します。

なるほど歯科医療、口腔粘膜からインプラントまで
基礎と臨床の本質、そして将来の歯科医療について

抄録
病態学とは、病気の原因や発生を探る学問です。GTR、エムドゲイン、接着性レジンそしてインプラントなど次々出てくる材料や技法に目を奪われてしまいます。しかし、これらを病態論的に考えれば、如何に生体親和性が良く安全でも、全て自分のものではありません。非自己なのです。歯牙でも齲蝕や歯周病に罹患して、感染象牙質やセメント質となればその部位は非自己ですし、癌になれば生体が作り出した非自己になるのです。非自己であれば生体はそれを排除するように働きます。医療は、非自己を除去し、自己の治癒を助けることと言えるでしょう。歯周ポケットも、細菌という非自己が生体内に入り込んでできた立派な病態です。その上に力という要素が加わり複雑な病態となっています。良かれと思って行う研磨剤を用いたポリッシングで、もし研磨剤がポケットに入れば、立派な異物を伴う病態になってしまうのです。
翻って、歯科医療を見てみますと、欠損をいかにして修復し、審美性を回復するかに主眼が置かれ、診断に関わる検査や治療後の評価に用いる検査がなく、エビデンスを構築するための基盤を持ってこなかったと言えます。つまり病態論を無視してきたことは否めません。
さて、話を戻してインプラントも非自己であることは言うまでもありません。インプラントの目的はインプラントの長期性ではなく、口腔全体の安定度の向上、QOLの維持にあると思います。そのためにはインプラントそのものが病態を生み出す治療であり、非自己であるインプラントと生きている自己がどのように対応するかを考え、理解する必要があります。そうしないと、いわゆるピットフォールに落ち込む可能性があると思います。
100年足らずの寿命の人間が、数億年寿命のあるチタンインプラントにどう対応するか、そして加齢、老化、そして病気が加わった患者に起こるインプラントの推移を考えるべきと思います。つまり、病態を知り、検査を持って適応症を選び、正確な技術で植立し、健康管理(メインテナンス)を行うひつようがあると言えるでしょう。治療終了時に健康であっても長い時間の中で病気となる場合を考慮するということで歯科治療から脱却して、歯科医療にしなくてはならないと思っています。昨今騒がれている医療事故の多くも病態論を知らないためともいえるかも知れません。

これからは歯科医ではなく口腔医にならなくてはいけない。歯科医の仕事を表わす単語をかんがえると、機能、アート、審美、匠とほぼ技術系のイメージがありますが、口の中も当たり前ですが人の器官のひとつであり、全身と密接に関わっています。アートの部分も当然必要ですが、ベースになぜその症状が出ているのかを読み取る医学的知識が必要であると深く感じました。また私は矯正学出身なのですが、改めて矯正って素晴らしいと感じています。
どんなにキレイな被せものでも異物です。ご自分の歯を傷つけず最高の機能と審美性が得られるって素敵じゃないですか(笑)

ホワイトニング

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ホワイトニング症例です。
一番上が術前
まん中がオフィスホワイトニング直後
下がホームホワイトニング2週間後になります。

オフィスのみでも充分キレイになりますが
メインテナンスの事も含めてホームホワイトニングもされる事をお薦めしております。
キレイになりましたね。

セパレーション

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矯正装置を装着するにあたり
まず初めにする事は6番のセパレーションになります。
個々の歯には矯正用の接着材でブラケットを着けます(ダイレクト・ボンディング・システム/DBS)が、基本的に67番の大臼歯部にはベルト(バンド)をまかして頂きます。
DBSでOKな症例も当然あるのですが、大臼歯部には一番強い力を掛ける、ボンディングは唾液が干渉すると強度が出ないと言うテクニカルな問題があり、脱離による時間のロスを防ぐ為バンディングがbetterと考えます。
バンドは0.02mm程度の厚さなのですが、天然歯列ではしっかり両隣在歯がコンタクトしている為バンドの挿入を拒みます。
そこでまずセパレーションエラステックと呼ばれる輪ゴムをコンタクトに入れ、歯同士を少し離し隙間をつくり、フィット感の良いバンドを作れるようにします。
セパレーションが患者さまにとって最初の矯正力になりますので、患者さまによってはこれが一番痛かったとおっしゃる方もいらつしゃいます(笑)申し訳ございませんが2~3日ガマンしてくださいね。

shade guide

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歯の色の見本をシェードガイドと言います。
shade take色合わせは基本、術者がガイドを見ながら判断します。
現在でもPCソフトはあるのですが、性能、価格のバランスが悪くまだまだ一般的ではありませんね。将来に期待です。セレック等CAD/CAMによる補綴物製作がこれからの主流になるでしょうから、それに合わせて進化するでしょう。

shadeは色の明度と彩度の組み合わせです。
上が補綴用の3D仕様
下がホワイトニング用のガイドになります。

tek

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classⅡ症例(上顎前突)前歯のtekです。
オリジナルの歯並びは解りませんが、なんでこんなに前に出ているの?と言う感じでした。
全て神経を取っている歯で、根の先には病巣が出来ています。根の治療の状態は??なのに、とてつもなく太いメタルコアが入っています。外すのが憂鬱ですが、外さない事には根の治療が出来ませんので、歯を割らない様に細心の注意をして次回行います。
本日は冠だけ外してtekにしました。
だいぶ前突感は取れましたが、まだいけますね。tekで最終補綴物のイメージをつくって行くのも大切です。
4本tekをつくるのに約1時間付きっきりでかかりました。で、保険診療費は1本 300円ですので医院の1時間の収入は1200円です。DRとスタッフ3人居て。。泣きたくなりますね(笑)

前歯のCR

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右上2番のCR充填です。
エナメル質の形成不全+コンタクトカリエスの症例ですね。
一般的より少しだけ歯の色が濃い(A3.5位)患者さまなのですが
最近ホワイトニングをされる方が多く
白い歯ばかり目にしていましたので、大分濃く感じてしまいます(笑)
あとタバコを吸う方なので歯と歯の間に着色が見られますね。
タバコはよくないです。。
ホームホワイトニングを行うことによってブラシの届かない部分の着色もキレイする事が可能です。

tek & whitening

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2月5日のブログにUPさせて頂いた患者さまです。
オフィスホワイトニング後 1週間ホームホワイトニングをして頂きました。
イイですね~ 明度上がっています。
これからもホームは続けて満足いく白さまで持っていきます。
それに合わせ銀歯を白くする予定ですが、本日右下5番をtek(仮歯)に変えて、根の再治療をスタートしました。
ホームホワイトニング用のカスタムトレーが合わなくなると困りますので
今まで入っていた銀歯をフルコピーしています。
tekの白でも口もとが明るくなりましたね。

前歯のCR(犬歯)

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上顎左右3番のCRのやり替えです。
充填部分だけでなくコンタクトカリエスにもなっていました。
以前の詰め物は色も合っていないですし、繊細さが感じられませんね。
当医院では、出来るだけ自然に見せる為に様々なテクニックを使っております。
以前の詰め物をもっとキレイにしたい方はご相談下さいね。
一番下の写真は充填、研磨直後なので出血がみられますね(汗)

前歯のCR

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右上2番1番左上1番のCR(コンポジットレジン)のやり直しです。
レジンはどうしても吸水性がありますので、何年かすると変色してしまします。
とくにつなぎ目の着色が気になってきますね。
この患者さまは前歯が合わず(オープンバイト)、また歯並びが微妙に悪いのを気にされていました。
今後、上の前歯だけ矯正してバランスを整える予定です。
現在左上のブリッジを仮歯(tek)にしています。3番のブラックマージンが消えるだけでとてもキレイですね。出来るだけ前歯を後退させたい症例なので、3番のtekを削りスペースをつくります。
半年から10ヶ月程度で見違えるようにキレイになるでしょう。

ホワイトニング  タッチアップ

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ホワイトニング タッチアップです。
この患者さまはホームホワイトニングを1ヶ月して頂きました。
とてもキレイになったのですが、もう少し白くしたいとのご要望でしたので
診療室にてタッチアップを行いました。
通常のオフィスホワイトニングではなく
ホーム用のカスタムトレーに濃度が高い薬を使用し、待合室にて30~40分で終了するホワイトニングです。ホームホワイトニングの延長の様な感じですね。
あと一歩の白さに有効です。

前歯のCR→オフィスホワイトニング

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以前に詰めたCRが変色し、虫歯の様に見えてしまっています。
この患者さまは、すべて歯をキレイにしたいとHPをご覧になり来院されました。
奥歯にも虫歯があり、歯周初期治療と奥歯の処置が一段落いたしましたので
前歯のCRのやり替えとホワイトニングを行いました。

上の写真が術前
まん中が CRやり替え後
下の写真がオフィスホワイトニングを1回行なった後になります。

虫歯であったり、ルーズな詰め物であったりするとホワイトニング剤がしみますので
疑わしき時には先ず詰め物のやり替えを行わなくてはいけません。
色はどうなの?ホワイトニングしたら合わなくなるのでは?とお感じになるかと思いますが、ホワイトニング後をイメージして色調を合わせ詰めて行きます。
プロに任せて下さいね(笑)CRは既製品で色が決まっていますが、当医院では何色か組み合わせる事で自然な色調を再現しています。
前の歯医者さんでは、奥歯に被せる時、なにも聞かれず銀歯を入れられてしまったそうです。。右下の銀歯を入れた事をずっと後悔していたそうです。インフォームドコンセントは重要ですね。これからホームホワイトニングもしていただき、もう少し色を白くしてから銀歯のやり替えを行う予定です。
将来が楽しみですね。とてもステキになると思います。

オフィスホワイトニング

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オフィスホワイトニング1回のみの術前、術後です。
この患者さまはHPをご覧になり熊谷からお越し頂きました。
熊谷の矯正歯科で治療後2年が経過しています。
キレイな歯並びで、輝く白さがあれば、笑顔は無敵になりますね♪♪
これからホームホワイトニングも行い、もっと輝く白い歯になる予定です。

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現在、当医院で扱っているホワイトニングペーストです。
上がoparescence
まん中が ブリリアントモア(LION製)
「ピロリン酸ナトリュウム」が歯の表面からステインを浮き上がらせます。
またフッ化ナトリウムがエナメル質表層の再石灰化を促進します。
今までは当医院のイチオシのペーストで、私も愛用していました。
ですがsupersmileを知ってしまいました!!
資料をUPします。

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ブリリアント同様、研磨材による磨きではなく「カルプロックス」の働きでプロテイン・ペリクル(タンパク質の膜)を分解。歯垢をのこさず、ざらつきのないツルツルの白い歯にしてくれます。
写真はメーカーから頂いたもので、6日でここまで変わるかは疑問ですが、私が3日間使った感じではかなり良い感触です。また報告させて頂きますね。

当医院の受付にて販売しております。
明らかに白くなりすぎるホワイトニングに抵抗のある方
加齢による着色を取りたい方には最適ではないでしょうか。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さいね。

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すずき歯科・矯正歯科医院 院長 鈴木 茂行
http://www.suzuki-ortho.com/

すずき歯科・矯正歯科医院
院長 鈴木 茂行

【経歴】
1988年
日本歯科大学(東京校)卒業
1988~1993年
日本歯科大学矯正学教室
1993~1995年
目黒区審美歯科勤務
1995年
鈴木歯科・矯正歯科医院

【所属学会】
・FACE
(The Foundation for Advanced
Continuing Education)
 USA矯正学コース修了
・日本歯科臨床研究会矯正学インストラクター
・日本矯正歯科学会
・日本口腔衛生学会
・日本先進インプラント医療学会

【趣味】
サーフィン
お神輿