セパレーション
矯正装置を装着するにあたり
まず初めにする事は6番のセパレーションになります。
個々の歯には矯正用の接着材でブラケットを着けます(ダイレクト・ボンディング・システム/DBS)が、基本的に67番の大臼歯部にはベルト(バンド)をまかして頂きます。
DBSでOKな症例も当然あるのですが、大臼歯部には一番強い力を掛ける、ボンディングは唾液が干渉すると強度が出ないと言うテクニカルな問題があり、脱離による時間のロスを防ぐ為バンディングがbetterと考えます。
バンドは0.02mm程度の厚さなのですが、天然歯列ではしっかり両隣在歯がコンタクトしている為バンドの挿入を拒みます。
そこでまずセパレーションエラステックと呼ばれる輪ゴムをコンタクトに入れ、歯同士を少し離し隙間をつくり、フィット感の良いバンドを作れるようにします。
セパレーションが患者さまにとって最初の矯正力になりますので、患者さまによってはこれが一番痛かったとおっしゃる方もいらつしゃいます(笑)申し訳ございませんが2~3日ガマンしてくださいね。