2012年9月 9日 - 2012年9月15日

動的治療期間　1年6ヶ月　です。

術前は思いっきり八重歯ですね。
3番は顎を左右に動かした時に、バランスをとる働きをする大切な歯です。
横からの力にも耐えられるよう、永久歯の中で一番長い根を持っています。

歯を失う原因は突き詰めると、細菌と歯への過重負荷です。
3番でガイドすることにより、奥歯への過重負荷、ストレスがなくなり
奥歯を失うリスクが軽減されます。

八重歯がカワイイ。。最近付け八重歯が流行っているそうですが
アカデミックな考え方ではないですよね。
以前のブログでも考察しましたが
八重歯がカワイイなんてことはあり得ません。
幼く見える
八重歯になるくらい顎が小さく、しゅっとした印象が
カワイイという表現になるのではないでしょうか。

大人なladyはキレイな歯並びの方が、格段に素敵です。

右上7番のハイブリッドセラミックスです。

前回のブログではE-maxを紹介しましたが
今回は奥歯では一番人気のハイブリッドです。

セラミックもハイブリッドも形成～印象に関わる技術、手間はそう変わらないのですが
set時の気の使い方が大きく違うんです。
とにかくオールセラミックスは繊細な扱い方が要求されます。
対してハイブリッドはメタルのフレームがあり
口腔外でも丈夫なので、DRとしては気が楽に調整出来るんです。
もちろん技工のコストも違うのですが
扱いやすさが一番価格に影響しています。

CPの優れた修復ですね。

昨日、9月9日は『重陽の節句』でした。『重陽の節句』とは菊に長寿を祈る日。
陽（奇数）が重なる日であり、奇数の中でも一番大きな数字という意味で「重陽」といわれています。

古代中国では、菊は邪気を祓い長生きする効能があると信じられており
その中国の影響を受けて日本では
8日の夜に菊に綿をかぶせ9日に露で湿ったその綿で身体を拭いて、長寿を祈っていたそうです。

9日は吉祥寺のお祭りに神輿を担ぎに行って参りました。
長寿は祈りませんでしたが、武蔵野八幡宮に参拝し東北の復興、日本の繁栄を祈ってきました。
お世話になった祥南会のみなさま、ありがとうございました。

さて、写真は右下7番のオールセラミック　E-maxです。
6番のCRは変色していますね。
最近は奥歯も白くしたいと希望される患者さまが多くなりました。
かみ合わせのバランスを充分考慮したセラミックは、奥歯にも適応可能です。