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2010年12月25日

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2010_1225C処後.JPG

矯正治療を始めるにあたり
虫歯の治療、歯ぐきの処置は済ませておくのが基本です。
しかしながらレントゲンでも発見出来なかった虫歯
歯が重なっている所にある虫歯はレントゲン透過性が悪くなり、カリエスと気付かない事もあります。
矯正で歯を移動して初めてわかる事も多々あります。

写真の症例も前歯の重なりを取ったら歯の間が虫歯になっていました。

矯正専門医院では虫歯の処置が必要になると
矯正医院でワイヤーを外し
一般歯科で虫歯の治療
再び矯正医院でワイヤーのセットとかなりの手間と時間のロスが生じます。
矯正医と一般歯科医との連携が出来ていない場合はなおさらですね。

当医院では矯正と同日に虫歯の治療も可能ですので時間のロスは一切ありません。

他医院で矯正中の患者さまにももちろん対応いたします(笑)

2010年12月24日

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上の前歯のねじれ(winging)と下の前歯の重なりを気にされて来院されました。
典型的なアゴの大きさと歯の大きさの不調和による叢生ですね。
すでに左上3番は八重歯だからと、抜歯されています。
3番はすべての歯の中でもっとも長い根をもつとても丈夫で大切な役割を持つ歯です。
アゴの誘導のカギになる歯です。車のハンドルの様な役割を持ちます。
八重歯だからと言って安易に抜く選択をしないで下さいね。

2010年12月22日

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前歯4本のオールセラミックスです。
修復前にホワイトニングで明度を上げています。

この患者さまは前歯の見え方をとても気にされていました。

写真は試適の状態です。
充分機能的で以前に比べると、デザイン 色とも格段に優れていますが
もう少し被蓋(長さ)が欲しいという事で再製となりました。

納得いただけるまで何度でも造り変えます。
患者さまの満足が一番大切ですね。

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歯の表面を一層だけ削り、セラミックのシェルを張付ける修復法をラミネートベニアと言います。
付け爪の様なイメージです。ちなみに爪も歯も表層はエナメル質で出来ています。

対して、表面をいっさい削らず直接レジンを築造して歯の色、形を変える方法をダイレクトベニアと言います。

写真の患者さまは左上2番をラミネートベニア
左右1番をダイレクトベニアにて修復しています。

美しさでは明らかにラミネートが有利なのですが、とにかく一切歯を削りたくない、でも白くしたいと言うご要望でしたので
まず全歯ホワイトニングをしてから
左右1番をダイレクトベニア 歯は削りませんので多少厚みが出てますね。
左上2番は補綴されてましたのでやり替えをお薦めしましたが、
とにかく削りたくない、でもブラックマージンは消したいとの事でしたので
セオリーとは違いますが、最少の削除量ですむラミネートベニアで仕上ています。

2010年12月21日

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歯と歯肉のすき間を歯肉溝といい、歯肉溝の深さ 骨までの距離を歯周ポケットといいます。
健康な歯肉ではだいたい2mm前後です。
ここに汚れが溜まっていると、歯肉は炎症をおこし腫れぼったくなり
汚れにカルシュウムやリンが付着して歯石となります。
歯石にしてしまうと歯ブラシでは歯石を取る事が出来ず
歯石がバリアーとなりポケット内部はバイ菌の温床になります。
やがてバイ菌は歯を支えている骨をも侵食して行きます。
これが歯周病の反応ですね。

歯周病の予防には定期的な汚れ落としが絶対に必要です。

歯科医院での汚れ落としは
超音波の振動を用いて汚れを剥離するスケーリング
歯肉に隠れた根の部分を研くルートプレーニング(SRP)
PMTC 機械的な磨き
ここまでが歯周基本治療と言います。

全てのステップの前に歯周基本検査が保険治療では義務付けられています。

プロービング ポケットの深さの測定。
歯の動揺度
歯肉の出血
PCRスコア みがき残しがどれ位あるか
等ですね。

逆に言うと

プロービングをしないと保険では歯周病の治療は一切出来ない事になっていますし、データを残す事はとても重要です。

チクチク不快ですがお付き合い下さいね(笑)
コンプライアンス大切です。

2010年12月20日

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ホワイトニング タッチアップの流れを示しています。

この方法は診療室にいらして頂き30分程待合室にて行う方法です。
一般的に言われるオフィスホワイトニングではなく
ホームホワイトニングの延長の様な感じになります。

ホームホワイトニングの効果は時間に比例します。
当然長い時間トレーを装着できれば、白くなるスピードもはやいですが
なかなか時間の取れない患者さまもいらっしゃいます。
そんな時、タッチアップは有効ですね。

上の写真は術前

まん中が装着時
通常ホームホワイトニングには10~20%の過酸化尿素をもちいますが
タッチアップ時には45%の薬剤を使います。
歯肉に接触すると、多少火傷様の症状がでるため専用のレジンで歯肉を保護してから
ホームホワイトニングで使っているトレーを使いてホワイトニング。

下が術後になります。
わずか30分で違いが出ますが、ベースにホームである程度色が抜けている事が条件になりますね。

一番短時間で白くするのはやはりオフィスホワイトニングです。

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すずき歯科・矯正歯科医院 院長 鈴木 茂行
http://www.suzuki-ortho.com/

すずき歯科・矯正歯科医院
院長 鈴木 茂行

【経歴】
1988年
日本歯科大学(東京校)卒業
1988~1993年
日本歯科大学矯正学教室
1993~1995年
目黒区審美歯科勤務
1995年
鈴木歯科・矯正歯科医院

【所属学会】
・FACE
(The Foundation for Advanced
Continuing Education)
 USA矯正学コース修了
・日本歯科臨床研究会矯正学インストラクター
・日本矯正歯科学会
・日本口腔衛生学会
・日本先進インプラント医療学会

【趣味】
サーフィン
お神輿