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永久歯と乳歯が混ざったお口の状況を混合歯列期と言います。
この時期は骨の成長期にあり、上顎と下顎のバランスのコントロールが出来る唯一の時です。
特に大切なのは、受け口(classⅢ)の改善ですね。
骨の成長は頭から始まり、上あご、下あご、首、胸と下へと伸びて行きます。
小児期に受け口ですと、本来成長するはずの上顎の成長をを抑え込み、そのあとに下顎の成長が来ますので相対的に将来受け口の度合いが大きくなってしまいます。
受け口の矯正は早めが基本です。
おかしいな?と思ったら矯正医に相談しましょうね。
写真の症例は2ヶ月ワイヤーを入れ、1番のかみ合わせが改善しましたので、一度金具(ブラケット)を外して2番の出方を観察している状態です。
また、6番の萌出方向が悪いのもコントロールしています。
奥歯がよく腫れると来院されました。
奥歯のオーバーロードにより歯の周りの骨が少なくなっています。
そこにバイ菌が入り込んで、抑えきれなくなると腫れるのくり返しですね。
現状は歯周病の初期治療が終わったところで
下顎両側5番が先天的欠如。
右下6番 左下7番 欠損 な状況です。
左下6番も根が割れてしまっていて将来は抜歯になります。
右下7番 8番(親知らず)を手前に移動してスペースをなくす。
左下も親知らずを2本分手前に移動し⑧6④のブリッジにする予定です。
ワイヤーのみでは前歯のユニットも力負けして下がってしまうので
インプラントで加強しています。
矯正をしている間に、根の再治療、歯周病のケアを並行して行います。
将来が楽しみですね。もう腫らしませんよ。
この患者さまは顎関節症を主訴として来院されました。
その他、めまい 肩こり 不眠 等の不定愁訴もありました。
関節症を起こす原因は、ハッキリ言ってわかりません。
一時期かみ合わせが原因だと主張したことから、歯科医師はとてつもなく苦労することとなりました。詳しくは以前のブログをご覧ください。
また、かみ合わせ論は変数が多過ぎてこれが正解と言うパターンもありません。
骨格、筋力、歯並び、噛みぐせ、性格、ストレスetcもうありとあらゆる物が絡み合い現状をつくっているからです。
咬合論を化学にしようと、何とか数値化しようと研究が行われていますが、そもそもの出発点がCO CR 筋肉位とか色々言われ分からないのですね。
ですが、この人にはこんな感じが良いのではないか?とカテゴライズする事は可能で、試しにかみ合わせを変えてみるような時にスプリントを用います。
いきなり歯を削ったり、レジンを盛ったりしたら取り返しがつかなくなりますので歯にカバーをして、スプリント上で予測した良いと思われるかみ合わせを再現して行きます。
関節症に一番悪いのが、寝ている間の歯軋りやくいしばりです。
ですがこれはストレスマネジメント上とても重要なので、意識して?暗示をかけて止める必要はありません。
歯軋り、くいしばりをしてもOKなかみ合わせをつくれば良いのです。
その過程でのスプリントの使用になります。
かぶせていた補綴物が土台ごととれてしまった。
根の治療をやり直す際、コアを外したら歯質がほとんどない。
写真の様な状況によく遭遇します。
根の治療は歯の将来を決める大切な治療です。
家で例えるなら柱をどれだけしっかりつくれるかと言う感じですね。
当医院では唾液による感染を防ぐため、上あごの前歯以外の処置では
ほぼ100%ラバーダムシートを装着してから根の治療を行っております。
この症例の様に、ラバーをかける歯質が残っていない場合はレジンによって
壁を造ってからの治療になります。
歯内療法(根の治療)専門の先生は、ラバーがかけられない歯は抜歯の適応だと言います。
つまり唾液からの感染を止めなければ、将来にわたり歯を保存する事が不可能なんです。
当医院はラバーにこだわります。
隔壁を造ったり、ラバーを装着して治療しても保険点数は0点、タダなんですね。
経営的にはキツイです。時間もかかりますし。。
でも絶対ラバーをします。
歯科医療のプロとして
良いと思える事は全て患者さまにフィードバックしてまいります。
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すずき歯科・矯正歯科医院
院長 鈴木 茂行
【経歴】
1988年
日本歯科大学(東京校)卒業
1988~1993年
日本歯科大学矯正学教室
1993~1995年
目黒区審美歯科勤務
1995年
鈴木歯科・矯正歯科医院
【所属学会】
・FACE
(The Foundation for Advanced
Continuing Education)
USA矯正学コース修了
・日本歯科臨床研究会矯正学インストラクター
・日本矯正歯科学会
・日本口腔衛生学会
・日本先進インプラント医療学会
【趣味】
サーフィン
お神輿